篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

困ったお客さん

月曜の朝一、困ったお客さんの対応。

ガックシ・・・

 

坂東さんは耳がよく聞こえなくて電話が苦手だ。

特に携帯だと聞こえづらさが倍増するらしい。

 

先週、時計買っていったオジサン。

時刻合わせができないと電話してきたらしい。

坂東さん、「何言ってっか、わからねぇ~」と言うので電話を替わる。

 

完全防水と書いてある時計を買ったのだけど、

分が点滅したままでできない。

電話で操作方法を説明してほしいと言う。

 

実物を見ながらでないと説明は難しいんですよ~と明るく答える。

 

そこを何とか。

 

引き下がらない。

 

モゴモゴしゃべっていること、

分まで合わせたのにその先にいけないこと、

声の感じから70歳は越えていそうなこと、

(聞いたことあるような気がする声なんだけど、顔は出てこない)

同じ時計を操作しながら説明するのはちとめんどくさいし、

だいたい相手が何をしているのかもわからない状態で説明なんてできないよね~

 

てなわけで、

電話では難しいので、ご足労をおかけしますが・・・

と言ってみるが、

雨が降ってるから・・・

では晴れた時にでも・・・

 

お宅は売りっぱなしですか。

 

出た出た。逆切れだよそれは。

 

いえ、そんなことはないんですが、

なかなか難しいと思いますよ。

 

ブチッ

 

電話切られました。

 

晴れたら

返品って持ってくるね。

 

こういう人、多いんですわ。

1500円かそこらの時計に複雑な手順が必要だとは思えないのだが、

それでも店員は、

電話での説明にトライし、

数十分、説明しても無理ってわかってから、

やっぱり一度お越しいただけますか?

っていうのが、

正しいの?