篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

成長

篠原文具に勤めるようになってもう何年だろう。

ずいぶん長い。

 

子どもの成長を感じるよ。

 

小学校に入るか入らないかのころよく来ていた、髪が腰まであるあやのちゃん。

何も買わないけどときどき来て、レジにいる私と話して帰っていった。

ひまな時間だったからいいひまつぶしになった。

最近来ないなと思っていたら、肩くらいのボブになって、

小学校4年生だって。

「おひさしぶりです」とか言っちゃってた。

何年か前には万引きしてたのにね。

すっかり少女になっていた。

 

小学校5、6年の頃、友達数人とよく来てたびっくりまなこの女の子。

私立の中学に入ったらしく、

ミョーにお上品になっていて、

いかにも私立って感じの厚い生地の制服着てた。

友達と一緒だったからか、篠原文具にいるあいだずっと、口が動いていたのに、

今日はとてもおとなしい。

1人だからか~

でも前はお金払うときもいろいろしゃべっていたのに、

今日は「ありがとうございました」と一言だけ。

 

いつもお母さんに抱っこされてた女の子が、

すっかり大きくなって一人で来たよ。

 

坂東さんが

「あなたがおむつしてるときから知ってますよ~」って

子どもを連れたお母さんに言ってるけど、

ちょっとわかる。

 

篠原文具はいつもここにあるよ。

ときどき顔見せてねって思う。