篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

賽銭箱

篠原文具のそばにお地蔵さんがある。

その前においてある賽銭箱、

なぜか社長が管理している。

 

社長は、お地蔵さんとは全く関係がないのだが、

もともと管理していたクリーニング屋さんが廃業したのと、

お地蔵さんを設置した団体が、会員の高齢化を理由に解散したのと、

これが同時にやってきて、

単に近くに住んでいるというだけの理由で

(ほかに近所の人もいるというのに)

社長が管理することになった。

 

こういうちょっとめんどくさい仕事ができると

だいたい社長がやることになる。

本人は嫌がってないから別にどうでもいいんだけど、

こちらは「おいおい、またかよ」って思う。

 

この賽銭箱、

小さなお地蔵さんなのに、結構な金額が入っている。

 

クリーニング屋さんが管理していた時は、

みかんの缶がおいてあったので、

中身はほぼなかった。

つまり盗まれていた。

(小学生が盗っているのを見たという人もいるし、

早朝の散歩老人がやっているに違いないという人もいた)

 

社長が管理することになって、

社長は家にあったという賽銭箱(神社においてあるのと全く同じで、小ぶりなもの)を

設置した。

 

余談だが、

家に賽銭箱があるなんて、さすが篠原文具。

 

この賽銭箱には簡単なカギがついていたのだが、

すぐバールのようなものでこわされたらしく、

社長が頑丈なカギにつけかえていた。

 

そしたら、今度は賽銭箱の上部、板が細く何個も渡してあるところから、

箸か何かを入れて、お金をつまみ出したらしい。

社長は週に何回か、前を通ったついでのときに賽銭箱からお金を回収するのだが、

中身が何にもない!と怒って帰ってきた。

 

そのあと、この板の幅を狭くするような加工をして、

改めて設置。

 

しばらくはそれで問題ないようだったけど・・・

 

今日。

 

ひっつき虫で、板の間からお金をくっつけて持って行ってるな。

しかも100円玉だけ!

 

と怒っていた。

 

10円玉しかないからおかしいと思ったら、

これが出てきたよ!とひっつき虫を見せてくれた。

 

賽銭箱泥棒とのいたちごっこはまだ続くだろう。