篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

店番

私ね、最近やっとわかったことがあるんだ。

 

篠原文具はお客さんがひっきりなしに来るお店ではない。

コンビニだったら、1分間に何度も扉があくみたいだけど、

篠原文具はお客さんがだーれもいない時間が結構ある。

そんなお店に社長、坂東さん、私の3人がいるんだから、

そりゃヒマですわ。

 

ここ、いつもお客さんがいないな~ってお店って結構あるでしょ。

でもつぶれないっていうお店。

つぶれないからくりはおいておいて、

そんなお店にも店番はいるわけよね。

お掃除もした、商品の整理もした、発注もした、

もうすることないわけよ。

そういう場合、ボーっと座ってるか、本読んでるか、そんな感じよね。

私もそれなんだよね~

 

お掃除したくても、坂東さんはこだわりがあるし、

商品の整理は完全に坂東さんの独壇場なので下手なことはできないし、

発注は社長の専権事項。

私のすることはないわけさ。

 

三枝さんはずーっとパソコンの前にいたのね。

そのときは仕事してるんだと思ってたけど、

あれはひまつぶしだね。

 

ひまをつぶしつつ、お店にいるってことが私の仕事なんだわ。

それが最近やっとわかったよ。

今までは、何もしなくて申し訳ないって気持ちでいっぱいだったけど、

罪悪感すら感じてたけど、

いることでオッケーなんだわさ。

 

そういえば、こんなことを言ってくれる人もいた。

 

女の人がいるだけでお店の雰囲気が変わるんだから、

あなたはいるだけでいいんです。

 

だそうです。