篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

並べる場所

坂東さんは毎日、商品をあっちに移しこっちに移しをやっている。

 

日々、新商品や、什器付きのでっかい商品が入ってくるので、

並べる場所を作るのも一苦労。

こういうのをいたちごっこというのだろう。

 

朝、私が来ると、

たいてい、

並べ替える商品が床に散乱している。

 

今朝は、なわとびをちょっと目立つ場所にひっかけてあった。

 

社長が

「なわとびは冬しか売れないから、

あの場所は他のものを並べた方がいいんじゃないですかね。

 

坂東さんのやることにはほとんど何も言わない社長が珍しい。

 

確かに小学生は秋になるとなわとび月間になり、

よく買いに来る。

あたたかくなると、なわとびはほとんど売れない。

 

でも、坂東さんは動く気配なし。

 

さて、なわとびが移動する日は来るのだろうか。