篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

とれたて 失礼ですけど

来た来た。坂東さんの失礼ですけど、実例。

 

聞いたらすぐ書かないと忘れちゃう。

 

油性ボールペンを買いに来たお客さん。

余談ですが、今は油性ボールペンは流行ってないわけさ。

ジェルとかゲルっていうボールペン(これも油性っちゃ油性ね)が主流。

そのお客さんが買ったのはゼブラの昔からあるボールペン。

キャップ式で持つところがグレーで、私が入社したころはこれが主流だったよ。

それを探してコンビニとかスーパーとか探し回ったんだって。

いやいや、あるわけないだろう。

文房具屋さんだって置かないお店もあるんだから。

でね、お客さんが、油性とか水性とか、何が違うんですか?と聞くわけです。

 

坂東さん、来ました!

蘊蓄ターイム。

 

できるだけ坂東さんの言ったことをそのまま書くね。

 

従来の油性っていうのは油だから書き味がかたいわけですよ。

本来なら水と油っていうのは混ざらないんですが、

私もよくわからないんですけどね、

特殊な方法で混ぜるわけです。

それをジェルとかゲルっていって、

やわらかいインクになるんですよ。

 

失礼ですけど、(←唐突)

 

油性だと筆圧が強くないと書けないんですよ、

だからジェルとかゲルとかがいいって言うお客さんが多いですね。

 

↑この場合の失礼ですけどは、

このお客さんが年配のオジサンだったため、

お客さんは年取って力がなくなってるでしょ、だから油性だと書きにくいと思いますよ

っていう意味の失礼ですけど、

だね。

 

でも、これ言わなくてもいいんじゃない?

客観的に、

油性はかたいから筆圧を強く書いてくださいねって話なんだからさ。

変に気を遣うくせに、逆に失礼なんだよ。