篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

公共駐輪場じゃないっつーの

社長はよくお店にいない。

銀行に行ったり、町内会や商店街の仕事で町を歩いていたり。

朝早く起きてウォーキングもしているらしい。

(ダイエットのためにね。ずいぶんスッキリしたけどウォーキングは続けてる)

そのせいか、あのゴミは今朝はなかったからそのあと誰かが置いて行ったとか、

変化にとても敏感だ。

 

篠原文具の横にはけっこう大きな駐輪場がある。

(もちろん篠原文具専用ね)

公共駐輪場によくある、車輪のせ(高いのと低いのが交互になってるやつ)はないので、

つめればたくさんとめられる、10台は余裕。

 

ある日、

あの自転車、昨日からとまってるんだけど、

昨日の朝にはもうあって今もあるってことは盗難車の乗り捨てかも、

と言って、

交番に行き、盗難届のチェックをしてもらう。

(こういうとこ、すっごいマメなんだ)

盗難車ではなかったらしい。

 

自転車には販売店のステッカーがはってあった。

近所の自転車屋さん。

すぐに電話して、防犯登録番号から持ち主に電話してもらう。

(個人情報だから自転車屋さんも連絡先を教えてくれない。あたりまえ)

 

数時間後、

自転車屋さんから電話。

朝5時には電車に乗らなくてはいけない仕事をしていて、

路上駐輪はできないから篠原文具にとめたと。

公共駐輪場は朝早くはやってないからと。

 

いやいや、24時間でしょう。

公共駐輪場は。

 

次の日、

自転車の持ち主がお店に来たらしい。

 

朝早くて公共駐輪場にとめられないから自転車置かせてね。

いつも篠原文具で買い物してます。

また買わせてもらいます。

 

社長も坂東さんもお客さんとして来たのを見たことないそうだ。

 

なんかおかしくないか?この理屈。

社長も

「なーんかよくわからないんだよね~なんなんだろうね~」

と言っていたが、

「ま、いっか」

 

それから1週間くらいはその自転車、とまってたけど、

今はもうとまってない。

 

図々しい人と、それを許してしまう懐の深い社長の話でした。