篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

堀口さん

堀口さんはかなり高齢の女性だ。

ご主人が90歳をとうに越えたと言っていたので、

80代後半だろうか。

 

でも、お買い物に出るのを日課にしている。

シルバーカーを押しながら、てくてく、てくてく歩いている。

 

篠原文具にも1週間に1回は来てくれる。

 

この年代の女性は手紙をよく書く。

だから便箋と封筒を買うのが定番。

 

そして、孫が誕生日だ、とか、ひ孫が生まれた、とかで、

のし袋をよく買う。

当然、不祝儀も。

 

堀口さんは善光寺の近くで生まれたそうで、

坂東さんと善光寺の話をよくしている。

あれがおいしいとか、御開帳があるとか。

 

ああいうおばあちゃんになりたいと思う。

 

健脚で、

品がよくて、

日々を楽しく過ごしている感じが伝わってくる。

 

素敵なご婦人だ。