篠原文具まわりのいろいろ

神奈川県のとある町にある文房具屋です。

夏休みの工作 母子の会話

さぁ始まりました。

夏休みです。

工作材料を母子で買いに来るぞ。

 

こういう母子、めんどくさいわけです。

 

まず、どこかのネットで何を作るか決めてきます。

その材料をメモして持ってきます。

 

ネットももっと親切に書けばいいのに、中途半端な書き方をするんだわ。

今、来た母子。

というよりこういうとき、買いたいものを説明するのは母ね。

「ボール紙の半切(はんさい)ありますか?」と聞く。

 

お、半切(はんさい)って読めるじゃん!って思うんだけど、

意味は分かってなかった。

 

半切って大きな全版を半分に切ってるから半切、

それを四つにきるから四つ切、八つだと八つ切。

四つ切、八つ切は画用紙でみんなよく見たことのあるサイズ。

 

そして、半切はないので、全版ならありますよというと・・・

 

それでいいか~?

と子供に聞く。子供は何のことやらわからないから「いいよ」と言う。

 

で、全版を出してくると

「えっ!大きい!大き過ぎない?」となるわけ。

全版は新聞紙を広げたよりも大きいからね。

 

こういう母子の何がめんどくさいってさ、

 

①ネットの情報をそのまま持ってくるけど、

それが何なのかよくわかってないこと

 

②母が決定権を持っているときと、

持っていない時があるってこと。

 

つまりね、

母が決定権を持っていると、

実際は子供の宿題なのに、

子供の意見はお構いなし。

そんなの作りたくないって言う子供の言葉を無視して、

「じゃ、どうするのよ。夏休みの宿題、何か作らなきゃいけないでしょ!」って怒鳴る。

あれは家に帰ってからもひと悶着あるね。

 

母が決定権を持っていないと、

店員と対応するのは母なのに、

いちいち子供に確認をとるのね。

「半切ってこれだって。いいの?」と子供に聞く。

でもね、子供ははっきり言ってもう飽きてるわけ。

だからお店の中をうろちょろ。

文房具屋さんは小学生にとったら宝石箱のようにキラキラした場所だからね・・

そっちの方が気になるわけさ。

で、お母さんイライラ。

「あなたの宿題でしょ!お母さんは知らないからね」となる。

 

そういうやりとりが終わってからお店に来てほしいんだよねぇ。

 

これから1か月、何度もこのパターンに遭遇するんだわ。

あーあー