ほんとにほしかったのかなぁ
髪を夜会巻きにして、
レーヨンのブラウスに
同じくレーヨンのガウチョパンツ、
靴は3センチヒールのお母さん。
いつもきちっとしている。
娘はおそらく年長さん。
今年の秋はお受験だろうな。
自分の買い物をしている間、
娘に自由に見てていいよと言っていた。
消しゴム買っていい?
いいよ、と言ってファイル選び。
〇〇ちゃん、4時に宅急便屋さんが来るから帰ろう。
このとき3:50
娘、うれしそうにねりけしを持ってくる。
キラキラが入って、いい香りのするやつ。
それは買わないよ。
消しゴム買っていいってママ言ったよ。
ママはプリンセスとかかわいいのを買うのかと思ったよ。
娘、はじめしくしく、そのうち声が大きくなり、
消しゴム買っていいって言ったもん。
やだ、これがいい。
これ買う。
宅急便屋さんが来るから、もう行かないと。
消しゴム買っていいって言ったのに、
それは買わないとか、
宅急便屋さんが来るからと言って話を途中で終わらせるのはどうなんでしょう。
同じ問答が何度も続く。
3:55
ねりけしはダメだけどこれはどう?
お母さん、キティちゃんの消しゴムを持ってくる。
じゃあ、これでいい。とトイストーリーの目が3つある緑のエイリアンみたいなのを持ってくる。
ほんとにこれでいいの?
じゃあ買うよ。
宅急便屋さん、来ちゃうよ。
ほんとにその消しゴムほしかったのかなぁ。